Windows 環境へリモートデスクトップをした際、何故か日本語キーボード環境から接続しているのに英字キーボード判定になっている

Windows 環境を触る機会があったのですが、Mac でリモート接続したほうが楽なので Windows 環境のリモート接続を許可して接続してみた。

するとなんでか知らないけど Mac のキーボードが JIS キーボードなのにUS判定されてしまっている・・・。

大体この場合はレジストリを弄るパターンなので下記の手順でなんとかした。

Windows レジストリによるキーボード設定の詳細

Windows では、キーボードレイアウトの情報がレジストリに保存されている。リモートデスクトップ接続時に誤ったキーボードレイアウト(英字キーボードなど)で認識される場合、レジストリキーの設定が問題である可能性がある。


レジストリキーの場所

キーボードレイアウトに関係するレジストリキーは以下になる。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\i8042prt\Parameters

チェックすべきレジストリ値

上記パスにある以下の項目を確認する。

レジストリ名データ型正しい値説明
LayerDriver JPN文字列 (REG_SZ)kbd106.dll日本語キーボードドライバー
OverrideKeyboardIdentifier文字列 (REG_SZ)PCAT_106KEY日本語キーボード識別情報
OverrideKeyboardSubtypeDWORD2キーボードサブタイプ
OverrideKeyboardTypeDWORD7日本語キーボード (106/109) を表す識別子

設定方法

(1) レジストリエディターでの修正

  1. [Windows] + [R] キーを押し、「regedit」と入力してレジストリエディターを開きます。
  2. 上記のパスへ移動します。
  3. LayerDriver JPNOverrideKeyboardIdentifier などの値を確認し、正しい値に修正します。
  4. 修正が完了したらPCを再起動します。

(2) レジストリファイルを作成して修正

以下の内容を .reg ファイルとして保存して修正する方法です

Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\i8042prt\Parameters]
"LayerDriver JPN"="kbd106.dll"
"OverrideKeyboardIdentifier"="PCAT_106KEY"
"OverrideKeyboardSubtype"=dword:00000002
"OverrideKeyboardType"=dword:00000007

*注意事項

  • バックアップを必ず取る: レジストリ編集はシステムに重大な影響を与えるため、変更前にバックアップを取ってください。
  • ドライバーの再インストール: 上記の修正後に問題が解決しない場合、キーボードドライバーを削除して再インストールする方法も検討してください。
    • デバイスマネージャーから「キーボード」を展開し、該当するデバイスを右クリックして「デバイスのアンインストール」を選択します。
    • 再起動すると Windows が自動でドライバーを再インストールします。

とりあえず、リモートデスクトップ接続あるあるネタなのでメモとして書いておく。

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